弁護士として転職をすると決めたら、どんなキャリアフィールドがあるのかをしっかりチェックし、自分にはどこかマッチするのかを吟味していきましょう。
まず、弁護士が活躍できる転職先は、大きく分けて6つあります。
それらが、国内大手法律事務所・中堅法律事務所・個人法律事務所・外資系法律事務所・一般民事法律事務所・一般企業です。
ここでは、大手・中堅・個人の特徴とメリットとデメリットをピックアップして解説します。
国内大手法律事務所はネームバリューとステイタスから給与も高く、秘書や事務も抱えているため集中して弁護士業務ができるメリットがあります。
そして給与は最高水準です。
一方で、採用は若手や新合格者優先な傾向が。
中途採用の門は狭く、自身に相当なスキルがあるか、大きな顧客が付いているか、など他の人から飛びぬける魅力が必要です。
中堅法律事務所は、規模が大きくないため自らの判断と裁量で動けるメリットがあります。
自分が仕事を動かしているという感覚を得やすいでしょう。
それゆえ、経験やスキルが身に付きやすく、社内でも出世しやすい点もメリットです。
しかし、秘書や事務、いわゆるアソシエイトが少ないかいないため、法律業務以外のこまごまとした作業もすべて自分がやらなければならないというデメリットがあります。
個人法律事務所では、イメージとしては1人の先生の補佐として入るという形になります。
そのため、あらゆる業務のノウハウを身に着けることができます。
特定の分野について極めたい人や、弁護士として一人前になりたい人には最適です。
また、比較的働き方も自由が利くという面もあります。
一方、個人法律事務所は良いも悪いも、経営弁護士の一存で物事が決まります。
そのため、その人に強い憧れや尊敬を持っているなどなければ、しんどい場合も。
また、給与面や福利厚生面などは期待しにくいというデメリットがあります。